クラウドファンディングのお願い
本記事は記録のために残してあります。現在、クラウドファンディングの実施はしておりません。あらかじめご了承ください。
はじめに
こんにちは!
今年の9月からイギリスにあるシェフィールド大学に留学を予定している、山口篤季です。
私は現在、理系国立大学院に在籍をしており、情報工学の中でも、自然言語処理と機械学習を専門に研究を進めています。いわゆる人工知能(AI)に分類される分野のうちの一つです。
今回、タイトルにあるように、大学院留学費用の一部をクラウドファンディングにより充てられないかと思い、この記事を書いています。
1. 留学先大学について
留学先大学は、冒頭で述べたシェフィールド大学になります。地理的には、ロンドンから北にいった、マンチェスターにほど近いシェフィールドに位置する大学です。世界大学ランキングは、78位 (QS)・106位 (THE)となっています。
現地では、音声言語処理専攻の修士課程に在籍をし、自然言語処理や音声処理に関する授業を受けながら、これまで通り研究を進めていく予定です。音声言語処理の技術は、すでに世界中で広く活用されており、例えば、AppleのSiri や Google アシスタント のように、AIアシスタントとして身近に実用化されています。
なお、私が進学を希望している音声言語処理専攻は、音声処理の研究ユニットと自然言語処理の研究ユニットの二つの研究ユニットが共同で運営している専攻となっています。この音声言語処理に特化した修士のコースは、世界的に見ても珍しい方だと思います。(実際、これが一つの決め手となって、シェフィールド大学に出願をした次第です。)
参照: シェフィールド大学の専攻ページ
2. どうして留学しようと思ったのか?
留学をしようと思った決め手に関しては、noteにまとめて書いた記事があるので、そちらをご覧ください。したがって、ここでは留学を決意するまでの時系列の紹介に留めておきます。
まず、大学院留学を意識し始めたのは、学部1年の3月にオーストラリアへ交換留学をさせてもらった時からです。現地の学生が活き活きと勉強している姿を見て、単純に「留学って良いな」と思ったのが始まりです。
続いて、学部3年次後期には、フィリピンのデラサール大学で交換留学をし、専門科目の履修だけでなく研究活動まで経験をしました。現地の学生と一緒にプロジェクトをこなしていく中で、より具体的に自分が海外の大学院でやっていく姿を想像できるようになりました。
帰国後から、日本の大学院進学と海外の大学院進学を再度比較検討し、自分自身をより成長させるには、やはり海外の大学院に進学するのが適当なのではないかと決意し、今日に至ります。
また、具体的に留学の決め手となった理由として、以下の3点が主に挙げられます。
- 研究分野のスケール感の違い
研究室単位でなく、研究グループ単位での指導がなされているので、スケール感が全く異なります。そのため、同じような興味を持った人とより切磋琢磨できる競争的な環境が得られる可能性が高いです。 - 講義スタイルの違い
プロジェクトありきの授業が多いため、実践力・応用力がかなり鍛えられます。(その反面、ハードであることは間違いないですが。)講義の質も高いです。 - 世界中の研究者・学生と日常的に交流ができる
一つ目と被る部分もありますが、様々な人と研究テーマについて議論ができるので、より着想を得られやすくなると思います。
私の将来の目標は、世界中の人を喜ばせることのできる仕事に就くことです。特に幼少期から大好きなディズニーに関わることを目指しています。そのためにも、この留学を通して自分の専門分野で胸を張れるくらいの研究力と技術力を身に付けたいと思っています。
以上が、簡単な留学しようと思った流れと、その理由になります。
3. クラウドファンディングを実施しようと決めた理由
もちろん、当初はクラウドファンディングありきで留学を考えていた訳ではありません。
昨年度の1年間は丸々奨学金獲得に奮闘しました。でも、どの財団 + 日本政府奨学金にも合格することができませんでした。
書類審査で落とされたものもあれば、面接審査で落とされたものもあります。それでも結果としては奨学金に「全落ち」するという悲劇に直面しました。(この一連の話の詳細については、noteの奨学金に全落ちした話をご覧ください。)

留学用奨学金のお祈り通知の数々
留学するには資金の問題が足枷になってきます。これまで学部の間に経験した交換留学は、奨学金制度のおかげで支弁することができましたが、今回は「ほぼ」支援がない状態です。またひとり親家庭のため、家計には到底頼れません。
「ほぼ」と書いたのには理由があります。今年の3月に奨学金に全落ちしたことが判明してから、全く何もしなかった訳ではありません。
3月〜5月の間に募集を行なっている財団や、留学先の大学が募集している奨学金にできるかぎり応募しました。その結果、シェフィールド大学の提供する奨学金に合格し、授業料の一部 (5,650ポンド=約80万円相当)を負担していただけることになりました。これがシェフィールド大学に進学を決めた一つの大きな要因でもあります。
しかし、後述のように今回の留学には約500万円が必要になってきます。現在いただけることが確定している奨学金の額では足りていません。この大学院留学をお金の問題で諦めたくないと決心した私は、不足している額を貯金と借金にて補う予定ではありますが、この先の人生を考えると借金をすることは不安でたまりません。
研究者としての道を歩むために、博士号を取得したい気持ちももちろんありますが、今回それなりの負債を抱えることになるため、この留学後一旦実務経験を積んで、借金を返済してから、再チャレンジしようと考えています。しかしながら、この計画も果たしてうまくいくのか到底予想もつきません。大学院修了後にきちんとした企業で働ける可能性はどこにも保証されていないからです。
このような状況下で考えられうる手段に全て挑戦してみたいと思ったことから、クラウドファンディングを実施しようと思うに至りました。
参照: 留学奨学金に全落ちした話
参照: 続・留学奨学金に全落ちした話
参照: 合格した奨学金の概要
3. 資金の使い道
留学にかかる費用は以下のようになっています。
項目 | 費用(現地通貨) | 費用(日本円: £1=¥140として) |
---|---|---|
ビザ申請費用 | £ 348 | ¥ 48,720 |
国民保険料 | £ 450 | ¥ 63,000 |
渡航費用(片道) | - | ¥ 56,110〜 |
授業料 | £ 22,600 | ¥ 3,164,000 |
寮費* | £ 6643.83 | ¥ 930,136 |
食費・雑費・通信費* | £ 5536.17 | ¥ 775,064 |
合計 | - | ¥ 5,037,030 |
食費・雑費・通信費は予測です。
シェフィールド大学によると、一年間に必要な生活費(寮費も含む)は、£ 12,180 とされています。そのため、食費・雑費・通信費は寮費との合計額が£ 12,180 になるように仮埋めしてあります。
先ほど述べたように、シェフィールド大学から奨学金をいただけることになったため、正味の留学にかかる費用は、420万円程度になると推測されます。
4. リターンについて
寄付してくださった方全員に、毎月現地での活動をまとめたレポートをお送りいたします。
本プロジェクトでは、寄付してくださった方の全員のお名前を、当ブログの専用ページにクレジットさせていただきます。 そのため、ブログ専用ページに掲載しても良いお名前を頂戴しておりますので、ご了承ください。(掲載非希望の場合は、その旨をご記入ください。)
寄付してくださった方は、Googleフォームへの情報の登録をお願いいたします。毎月のレポートを登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。
特別なリターン
レポートだけでは物足りない方のために、いくつか特別なリターンをご紹介します。
「メッセージ付きポストカード」コース
レポートに加えて、軽く手書きメッセージを加えたポストカードを現地シェフィールドから送付いたします。念の為ポストカード投函時にご連絡いたします。
ポストカードは12月末までにお送りする予定です。投函時にご連絡いたします。
(注意) 送付のために住所等の個人情報が必要になります。ご留意ください。
(価格) ¥ 1,500
「留学相談」コース
英語の勉強法や、出願手続き、エッセイ・推薦書下書きの書き方など、大学院留学に必要な知識についての相談にのります。理系の学生で、イギリスの大学院留学を考えている方にはより有益なアドバイスができると思います。
相談形態としては、ビデオチャット(Googleハングアウト等)の利用を予定しています。相談は一回30分限りとしますが、それ以上の対応に関しては、希望のある場合のみ費用等相談の上決めさせていただきます。
なお、添削や出願書類の提供等は行えませんのでご了承ください。あくまでも相談事項に関するアドバイスを自身の経験から行うものになります。
(価格) ¥ 1,500
「プログラミング相談」コース
プログラミング(主にPython)に関する相談を受け付けます。また、ディープラーニングフレームワーク:PyTorch や Keras に関する相談・質問も受け付けます。
どんな質問にもお答えするよう努力しますが、内容があまりにも専門外であるとお答え出来かねます。相談形態・条件は、「留学相談コース」に準じます。
(価格) ¥ 1,500
「技術ブログのスポンサー広告枠」コース
このブログの全ての記事の冒頭部分(記事のイントロが終わったらすぐ)か、サイドバーに表示できる広告枠をお礼として提供します。
記事内冒頭部分に表示できる広告の規格は、300x250の横二枚並べ分のスペースです。
サイドバーに表示できる広告の規格は、300x250 です。
広告の掲載期間は、広告の準備が出来次第すぐ〜プロジェクトの終了日(2020年9月30日)までの約1年間となります。なお、公序良俗に反する内容はお断りさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
ブログの更新頻度は月にもよりますが、今後も月1回程度は更新していく予定です。
(注意) モバイル表示時は折り返し設定になります。サイドバーは記事の最後尾に回ります。寄付時にサイドバーか冒頭部分かの指定をご連絡ください。限定数2セットです。広告のサイズは目安であり、要相談となります。
(価格) サイドバー: ¥ 1,500
(2019/09/04:追記) 記事のイントロ部分の広告枠は売り切れました。
「シェフィールドご案内」コース
もしもシェフィールドを来訪する予定のある方がいらっしゃれば、半日程度随伴します。
シェフィールドは「地球の歩き方 (イギリス)」でも無視されている都市なので、少しでも現地に慣れている人がいるとより満喫できるのかなと思います。
実施予定は2020年9月までとなります。
(注意) 限定数2セットです。
(価格) ¥ 5,000
(2019/09/04:追記) 残り1枠です。
「イギリスのお土産直送」コース
イギリスの簡単なお土産を現地から直送します!おそらく紅茶類+αになると思います。
配送は12月末までに行う予定です。配送時にご連絡いたします。
(注意) 送付のために住所等の個人情報が必要になります。ご留意ください。
(価格) ¥ 5,000
5. プロジェクトの実施について
主な留学スケジュールは以下の通りです。
年月日 | 項目 |
---|---|
2019年9月16日 | 渡航 |
2019年9月18日〜9月27日 | 入学前オリエンテーション |
2019年9月30日 | 1学期始 |
2020年2月8日 | 1学期終 |
2020年2月10日 | 2学期始 |
2020年6月13日 | 2学期終 |
2020年9月30日 | 修士課程修了 |
プロジェクトの開始は、即時とします。
プロジェクトの終了は、修士課程の修了日である2020年9月30日とします。
おわりに
ご支援は、クラウドファンディングサイト: polca にて受け付けています。
(2019/09/28:追記) polcaでのご支援の受け付けは終了しましたが、引き続き PayPal.Me または Buy Me A Coffee にてご支援を受け付けています。ぜひ、ご支援のほどよろしくお願いいたします!
(2020/08/15:追記) 本記事は記録のために残してあります。